「君がいけないんだよ」
。。。。。。。。。。。。。。。。
サイバトロンとデストロンとの交戦が続いている中
上空に 風を切って飛行する 君の姿を見つけた
敵という存在なのに その飛行姿に見とれてしまう
風を切り 速度をあげながらの急旋回
遠くからでも耳鳴りがするほどの ジェットエンジン音すら心地良い
確実に 私達サイバトロンを追い込んでいた
「私もみているだけとはいかないかな」
サイバトロンの戦況が不利になりそうだし
トンッと足に力を入れて宙に浮く
即座にトランスフォームしてジェットエンジンに点火する
F-15のトップスピードには敵わないけれど を追い込む事はできそうだ
ジェットロンを引き連れて
スタースクリームがサイバトロンの地上戦組に何発か攻撃を浴びせる
サイバトロンも中々の射撃名手揃いだ
スタースクリームの攻撃を何とかしようと 空に向けて 攻撃をしている
その弾幕をなんなくと避けて
スタースクリームが私のいる方向に機体を向けた
スタースクリームの前に立ちはだかって
即座にロボットモードにトランスフォーム
「やぁ スタースクリーム元気そうだね」
「……スカイファイアー」
スタースクリームもF-15戦闘機から
ロボットモードにトランスフォームした
顔からとても不機嫌な様子がわかる
「邪魔するな 消えろ」
「…酷いね 私は君に会いたかったけど」
スタースクリームがこちらを向いた
「馬鹿な事いってんじゃねぇぞ」
「馬鹿でも構わないよ…ねぇスタースクリーム」
私を睨みつける君 その顔を見たびに
自分の中のスパークが締め付けられる
「君はこれからもずっとデストロンに居続けるのかい?私の敵として…」
君と戦いたくない 私がデストロンに居続ける事も考えた
しかし尊き命を破壊し楽しむデストロンの行為は
許されるものではないし私も許したいとは思えない
「何回言えばわかんだよスカイファイアー」
君の呆れたため息に冷めた声
「俺達はもうとっくの昔に終わってんだ」
「私は終わらせたつもりは無いよ」
「俺様はデストロンでお前はサイバトロンそれだけだ」
戦場に戻ろうとするスタースクリームの腕を掴んで無理に引き止めた
「ってぇな!てめぇいい加減にしろよ!」
「スタースクリーム私の話しを…!」
口を開きかけた瞬間 スタースクリームの通信機に連絡が入った
スタースクリームは大事な作戦の途中なのだろうが
今は作戦を放棄して私の目の前にいる
そうなれば通信相手は誰だか 言わずとも解る
そう 破壊大帝メガトロンだ
『スタースクリーム!!前線を切らなければならないお前がいないとは一体どういう事だ!この愚か者めが!!』
「…っ」
口ごもる私をスタースクリームが一度見た
「メガトロン様、俺様が大事な作戦をほったらかして 居なくなるわけないでしょう」
『サイバトロンか?邪魔が入ったのか?』
「まぁ、そういう事ですよ」
『破壊して早々に持ち場に戻れ』
「仰せのままに、破壊大帝メガトロン」
メガトロンが通信を切ろうとした
「あぁメガトロン様、最後にもう1つ」
『まだ何か作戦に不具合な事でもあるのか』
スタースクリームが私の方を向いた
「愛してますぜ メガトロン様」
え?
止まる時
『当たり前の事を言うな愚か者が』
切れる通信
強張る顔
今 彼は 確かに言った
私にでは無い デストロンの破壊大帝に
愛している と
「…スター…スクリーム…?」
言葉が詰まってうまく発音できていない
「今のは……」
動揺を隠せない私に
君は嘲笑うかの用な笑顔で言った
「お前 もういらねぇから」
聞きたくない 君のそんな言葉
「いい加減うぜぇんだよ」
やめてくれ そんな顔
「邪魔だし」
やめてくれ
「だから 消えろ」
やめてくれ!
「…っ!!」
視界が完全にブラックアウトした
「……っ!かっ…は!!」
スタースクリームの苦しそうな声が聞こえる
何故 君は苦しそうな声を出しているのか
戻りつつある 視界
地面に君が苦しそうな顔をして倒れていた
ギシッ ギチギチ
「…ス!…カィ!……!!」
ふと 自分の手を見ると
スタースクリームが何故苦しそうにしているのかがわかった
君の浅黒い首の装甲に
真っ黒の私の指が食い込んでいる
少しでも力を入れるとスタースクリームの
首の装甲はギチギチと閉まっていく
嫌な音がするたびに
君の口は開いて
とても苦しそうな表情をする
「!う…!がっ!…ぁ…!」
いけない 手を
手を止めなければ 確実に君は怪我をする
いや 下手をすれば機能停止するかもしれない
でも
ギシッ
止められない
ギチギチと
逆に指に力が入っていく
止めなければ
止めたくない
スタースクリームが怪我をする
思い知ればいい
君を傷つけたくはないはずなのに
君は私を傷つけたから
「…私は君が好きだよスタースクリーム」
いつも想っているのは君だけだ
何百万年前も今も
「…スカ、や…めっ…」
ギチギチ
「私は君の事を愛しているのに…」
もう離さないよと いった私に
君は笑いながら 当たり前だろ と
言っていたはずなのに
「君はそれを忘れてしまうんだね」
あんなに 二人でいることが楽しかったのに
君はメガトロンの所にいってしまう
「あぁ…君が好きだスタースクリーム」
メガトロンの所に行くのなら
いっその事
「私が壊してあげるからね」
君がいけないんだよ
スタースクリーム
。。。。。。。。。。。。。。
えと
はい
う~ん とりあえず すいませんでしたぁ!!!!!!
幸せなスカファスタ大好きだよ!?でもなんか、こう
時折スカファの感情が爆発して押さえ込むことが出来なくなるような
そんなスカファスタも好きなんだあぁぁぁぁぁ!!
ダークスカイファイアーをできるだーけイメージしたつもり
だったんですけど これ完全に白スカファですね!
わあ!小説って難しい!小説とかいえんのかねこれwww