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ポケットモンスター&トランスフォーマー&SIREN中心の 絵&漫画&短編小説ブログです 腐ネタとかちまちま出てきます 女性向けだったりするかもです! 管理人はチキンですので 海のように広い心で 見守ってくれると嬉しいです苦情&通報などはご遠慮願います。 ツイッターや手書きブログにもいます。最近は主にツイッター。 ポケモンに人生の悟りを築いております。
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『 = イコール 』

さっそく ノボリさんとクダちゃんの話
双子の苦悩。双子のお話。

もちろん短編 ちょっと読者に語りかけ??

初めてでなんか緊張するなぁ

クダちゃんが僕ん中ではこんなですってイメージがつかめると思います。w
(でもきっとお腹の中は真っ黒w)

ではでは 短編は記事の続きに。

短編後でお会いいたしましょうね~。



いつからか わかりません

わたくしの隣にはいつも 

わたくしと同じ顔の

わたくしと同じ声の

それであっても

わたくしとまったく違う 

そんな存在がいました












= イコール











「ノボリ お腹すいた お昼食べに行こう!」

ギアステーション内の職務室の扉を元気よく開けて

自分とまったく同じの顔に声 双子の弟 クダリが顔を出した

「クダリ、本日のタブルトレインのご様子は変わりありませんか?」

職務室でデスクワーク兼報告書にペンを走らせながら問う

「んー。今日は珍しく 午前中に たくさんのトレーナーが 来たよ?」
「スーパーダブルトレインにもですか?」
「あ。 そっちの方は からっきし まだ 今日は だーれも」
「そうですか」

報告書にさらさらと記述を書き留める

本日わたくしのシングルトレイン スーパーシングルトレインには
なかなかわたくしのもとへとたどり着く挑戦者が少なく
今日は午前午後とも始末書やら報告書の書き留めがほとんどりなりそうだ

とペンをもった肩を回し、ふぅとため息を吐いた


「ねー ノ・ボ・リ! だから ぼく 疲れちゃったの お腹すいたの!」
「では 昼食へと 行きましょうか」
「甘いの 食べるー!!!!」

デスクの蛍光灯をパチンと消して振り返れば
自分と同じ顔がにこやかに笑っていた

クダリは甘いものが心底好きですからねぇ


自分はといえばクダリほどに好きではないが嫌いでもない
いうなれば普通
甘いものの魅力は分らないではないがクダリ程に夢中にもなれない

そんな片割れの自分とは違うトコロに 寂しいながらも
少しうれしいと思う自分が居た

地上からギアステーションへ出る階段を上がりながら
さっきからふんふんと鼻歌交じりに歩くクダリを見やる

そんなわたくし達に ギアステーションを利用する
お客様方の視線が集まる

このバトルサブウェイを利用するお客様方なら
わたくし達 サブウェイマスターを知らないお方はいない


(きっと皆様には 同じ に見えているんでしょうね)









「クダリ」
「え。 なに?」


昼食を取るために立ち寄ったファミリーレストランで
ノボリはクダリの手元を見てため息を吐いた

クダリの手元には パフェ に クレープ に パンケーキ
成人男性には似合わない女性が好みそうなデザートのレパートリー
ノボリの手元には食事後のコーヒー

「・・・・・先ほどあれだけ食事をしておきながら・・・」
「だって ぼく お腹すいてるって 言ったじゃん!」
「もう少し料理を大盛りにするなど手段があったでしょう?」
「甘いものが 食べたかった の!」

と言いながらクダリがパフェ専用の長いスプーンで
上にのったバニラアイスクリームを美味しそうに頬張る

デザートをパクつきながら 口にクリームをつけて
あのね それで さっきの挑戦者が と楽しそうに語るクダリに
わたくしめの頬が緩みました

甘いものを頬張り嬉しそうに笑うクダリ
きっとわたくしにはそのような顔などできないのでしょう


ふと わたくし達の近くに座る
ファミリーレストランの利用者の声が聞こえてきました

(ね。あれ)
(あ、サブウェイマスターっ)

バトルサブウェイは世界の強者ポケモントレーナーが集い競う
ポケモンバトルの聖地 

バトルサブウェイを出ても わたくし達2人は良くも悪くも注目の的です

(みて、クダリさん、甘いの好きなんだ)
(ね。なんとなくそんな雰囲気だよね わかるっ)

やはり自分たちの話題はなかなか聞き流せないもので
なんとなしの顔をしてコーヒーを飲みながら
わたくしはその女性たちの話に耳を傾けていました

念を押しますが聞こえてくるので聞いているまでです
盗み聞きなど そのような趣味はございません

(クダリさんは甘党かぁ)
(ノボリさんデザート食べてないから、嫌いなのかな)

嫌いではないですが好きでもありません出されれが食しますが

(双子で同じ顔なのに)
(ねー。同じなのにね~)

その2人の言葉に わたくしの眉がぴくりと動くのを感じました


同じ 一卵性の双子であれば 同じものなど多々あります

たとえば顔に声に腕に脚に指先に瞳に

それこそ生みの親が見極められないほどにそっくりのわたくし達

趣味もポケモンも似ている面などはありますが

それでも わたくしとクダリは


「違うのに ね」

はっと我に返り顔を上げれば 口にクリームをつけて
パンケーキにフォークを刺したクダリがぽつりと呟いた

「クダリ、聞いていたのですか?」
「あんなに 大きな声じゃ 聞くつもりなくても 聞こえちゃうよ」
「そうですね・・・」

先ほどの話に眉を動かさず 笑顔のままにクダリは続けました

「確かにぼくら 同じカタチ してても ココロは 違うよ」
「・・・・・・」

確かにそうだとはわたくし自身思うのですが
ほんの時折わたくしとクダリの 違い がわからなくなることがあるのです

誰かがわたくし達を間違えたとき 

その時クダリは微笑みながら間違いを訂正していますが
わたくしはどうしてもクダリのように微笑むことなどできません

その方には わたくし が見えていないと感じてしまうからです
その方にはわたくしがクダリに見えていることでしょう
しかし それは クダリではなく わたくしなのです

クダリのように よく笑うこともできなければ
クダリのように 甘いものを本当に美味しそうに食べることもできない
クダリのように 社交的にはなれない

ですがわたくしにもクダリにできないことを持っています

気が付いてもらえない この胸の苦しみ
どちらがクダリかノボリかなどわたくし達にしかわかりません

それでも 違う という事に気が付いてもらいたいのです

ノボリとクダリなどではなく

ただ わたくしを ノボリ という個人として

それはわたくしのわがままなのでしょうか?

同じカタチの存在のココロを見抜け など

「ね。ノボリ」
「・・・・なんでしょうかクダリ」
「ぼくね ここのパフェ 好きなんだ」
「・・・・はぁ」
「季節によって 乗っかってる フルーツが違うんだよ」

カチャカチャと空のパフェのグラスをかき回すクダリ

「クダリ、行儀が悪いですよ」
「まだ 話の途中!」

ぷーっと頬を膨らませてクダリが続ける

「このパフェぼくたちみたいだよね」
「?」

「ここのパフェのね 乗っかってる フルーツが 季節ごとに 違うの   ぼく 最近発見したの それまで 全然 わからなかった
それってね ぼくが ここの お店に 通い続けて わかったの
だから これに気が付けるのは ここのお店に通う このパフェを 
頼む 人だけなんだよね 」


「・・・・・・」
「だからねー えっとねー なんていうか・・・」

クダリの言いたいことは わかりました これも双子故なのでしょうか

クダリはつまり 時間をかけて 誰かに気が付いていただければ良い

そう言っているのでしょう

「誰かが その違いに気が付いて 美味しく食べてくれれば良いのっ!」
「・・・ちょっと語弊がある言い方ですねぇ」

そんなことないよー! ちゃんと伝わったよー!

とぶんぶんパフェ用スプーンを振り回すクダリをなだめる


時間をかけて・・・・ですか 

そう考えてわたくしはくすりと笑ってしまいました

「あー! なに 笑ってるの! ノボリ!」
「いえ、あまりにも、不思議な考え方だったので、つい」

くっくっと喉から息が漏れ 肩を震わせるわたくしに
クダリは少し拗ねた様子でした

「もー 怒った!」

言うが早いか クダリは自分の白いコートを手に取り
ファミリーレストランの入り口に向かって でんこうせっか

「ここの 支払い ノボリに まーかせたっ!」

いきなりのでんこうせっかに呆気にとられたわたくしは
またクスリと笑って 途中だった食後のコーヒーを飲みました

(あと もう1杯いただいたら わたくしも戻りましょう)




いつからか わかりません

わたくしの隣にはいつも 

わたくしと同じ顔の

わたくしと同じ声の

それであっても

わたくしとまったく違う 

そんな存在がいました

同じようで違うコトを羨ましがったり 疎ましく思ったり

同じでありながら個人を認めて欲しがったりいたします

そこでわたくしは愚かなコトにようやく気が付きました

それらの感情を含め わたくし達 だということに

いつか そんな感情を持った 同じ顔のわたくし達を

ノボリ クダリと見極めてくれるお方が現れてくれれば良い

わたくしでさえ クダリとの違いをすべて発見できていません

気長に待つのも まぁ 悪くは無いでしょう

急いて答えを求めても 

間違った答えを弾きだしてしまうかもしれませんから




あなた様はお気づきになられるでしょうか?
その答えもまた わたくしは気長に待つことにいたしましょう。
















。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
初めてサブマス短編書きました 緊張!超緊張!!!!

だってノボリさんもクダちゃんもしゃべり方独特すぎて!独特すぎて!
難しいし可愛いしかっこいいし強いし
好きなんです!好きなんですともおおおおおおおおおおお

どっちも好きですが紙一重の差でノボリさん派です。
ノボリさんとクダちゃんの良いところは今度またイラストうpと同時にどうでしょうかね~~~~w

とりあえず私はノボリさんとクダちゃんに無限のカッコよさと可愛さと
同時にエロスを感じます!!!!!!そうです!エロスです!!!
もう僕も10代終わりに近いわけですしですし ね。

エロスを感じても良いでしょ~~~~

まぁ でもエロスの前に純粋に ポケモントレーナーとして
尊敬してます。あのバトルセンスとかバトル熱とか

初物のサブマス ご視聴ありがとうございました


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