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ポケットモンスター&トランスフォーマー&SIREN中心の 絵&漫画&短編小説ブログです 腐ネタとかちまちま出てきます 女性向けだったりするかもです! 管理人はチキンですので 海のように広い心で 見守ってくれると嬉しいです苦情&通報などはご遠慮願います。 ツイッターや手書きブログにもいます。最近は主にツイッター。 ポケモンに人生の悟りを築いております。
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スカイワープ→メガトロン

※死にネタです苦手な人は逃げて下さい
スカイワープがボロボロに破損します苦手な人は退避して下さい

ザ・ムービーでメガトロン様が致命傷をおわなかったら
あのまま戦争が続いていたらという話です

続きの記事にあります

今までの話のなかでも長い方だとはおもいます

苦手な人は逃げてね?3度もいったからね!?





臆病で伝えられなかった

怖くて伝えられなかった

でも

でも最後だけはどうか 

伝えることくらい 許してほしい






                          
           伝えたかったコトバ








もう何度目かの戦闘だったかなんて 覚えてねぇよ

地球から離れてサイバトロンとデストロンは本格的に殺し合いを始めた
今までのおふざけのようだった撃ち合いも 殴りあいもなくなって
ただ 目の前の敵のスパークを散らすように 冷淡に冷血に戦った
生きる為に必要なエネルゴンを貪る様に求めて戦った

サイバトロンもソレが正義だと言える様な そんな行動はしなくなった

ただ生きる為に 

そう呟いて 目の前のデストロンを破壊したりしていた


血みどろに そう 血みどろに 相手のオイルを被って
霞むアイセンサーを研ぎ澄ませて 
痛む手足を引きずって 引き金を引いて

助けてくれと哀願するサイバトロンを何体も殺した
腹を蹴って 仰向けにして 伝えるつもりもないのに

最後に言いたいことは?

相手の腹に足を置いて ほんの少しの慈悲の欠片をちらつかせたりもした

嫌だ嫌だと 現実を受け止めきれないヤツもいたし
デストロンにやられるくらいならと自らの命を散らせたヤツもいた

そんな奴らなんかより多かったのは

誰かの名前をただ 最後まで呼ぶ奴らだった


ごめん だったり 最後に会いたかった だったり
アイセンサーから冷却材を流して

自分の最後の時に思い浮かぶ人物の名前を呼んでいた

そんな 奴らの願いを 到底 誰に伝えるわけもなく
引き金を引き続ける日々


スタースクリームは お前も悪趣味だなと笑った

サンダークラッカーは俺が引き金を引くときは目を伏せていた

いつ終わるのか いつ勝利するのか

そんなことを考えながら 今日もドコかの惑星で俺たちは戦った


俺達の誰かがいつ破損されてもおかしくないのに
無事でいられる保障は無い 考えれば簡単だった

でも

デストロンが勝利して またバカ騒ぎをしながらエネルゴンを飲んで

誰かが約束したわけでもないのに そんな未来があると

俺は思ってた









「痛い痛い痛い痛い」

オイルが零れる口からは 痛い という言葉しかでてこない

サイバトロンに待ち伏せされ 弾丸の雨を避けきれず
何発も打ち込まれて 被弾して 地面に叩きつけられた
下敷きになった右腕は自分の機体重量と落下した時の衝撃で破損
原型もとどめていなかった 右腕は神経回路を見事に打ち抜かれて
だらんと肩から下がったままだ 焼けるような痛みが襲う
翼は右翼が折れて 左翼はひしゃげて コードが見え隠れしていた
頭部は強打 思考がまとまらなくなる程に頭痛がする
キャノピーはひび割れて あたりにはオレンジの破片が飛び散る
足は感覚が無いくらいで 今どうなっているのかすら分からない

「痛い痛い痛い・・・」

自力で動こうにも 手がでない 足が動かない
声はでても痛みしか伝えられない

急いでこの場を離れなければ サイバトロンが止めを刺しに
俺の所にやってくる 逃げなければ

オイルが滴り這いつくばることのできない機体をゆすって
あたりにずるずると 音を響かせながら
逃げることだけを考えた

このままでは

このままでは

サイバトロンが サイバトロンがやってくる
きっとアイツらも俺が今までしてきたことをするだろう
誰にも伝えるわけでもないのに

最後に言いたいことは?と慈悲の欠片をちらつかせて

確実に俺のスパークを散らせにくる

そんなのは嫌だ

なんでこんな 簡単な結末を想像できなかったんだろう
無事でいられる保障なんて誰がした?
また明日がくるだろうと
アイセンサーを閉じることのできる日々か続くとでも?


痛い 痛い

一体何分たった?ドコまで進んだ?俺は逃げ切れたのか?

痛い

「サン、サンダァクラッカァァ」
「スタァースクリィム」

痛みしか伝えることのできなかった口は
哀願するように 仲間の名前を呼んだ

「痛いぃ なんで、こんな なんで俺が、痛い」

こんなところで終わるなんて

「痛い、嫌だ、やだぁ こんな、まだ、」

げほ と息をつけば口からオイルが漏れた

「あ、あ め、メガメガトロン様ぁ 痛い」

まだ終わりたくない まだ

「メガトロン様ぁ」

貴方の為にエネルゴンを奪って
貴方に「よくやった、スカイワープ」と褒められたい
貴方とまだ生きていたい

アイツらも こんな感じだったのか?
こんな寒くて痛くて苦しかったのか?

アイセンサーが冷却材で塗れてぬぐうこともできなくなった時
聞きなれたジェットエンジン音が聞こえた

「スカイワープ!!」
「おい!スカイワープ!!」

スタースクリームとサンダークラッカーだった 

「おい!アストロトレイン!俺がおとりになるから!スカイワープ運べ!今すぐだ!ラムジェット達とブリッツウィングは援護しろ!」

スタースクリームが叫ぶ
それにはじかれるようにラムジェットとスラストとダージが空に舞った
ブリッツウィングが弾幕をはる

おとりなんてスタースクリームの口からでるとは思わなかった
危険性が高い作戦はスタースクリーム お前嫌いじゃなかったっけ?

「スタースクリーム!お、俺は」
「サンダークラッカーはスカイワープと一緒にいろ!ぜってぇ離れるな!いいか!?腕ひしゃげても連れて帰れ!!!」
「でも!スタースクリームお前は・・・!」
「俺様舐めんなよ!?デストロンのニューリーダーになるヤツだぜ!?あんなサイバトロン共にやられるかよ!殺してやる!スカイワープ撃ったやつ全員殺してやる!  アストロ!いけ!」
「っ!トランスフォーム!」

アストロトレインがスペースシャトルにトランスフォームする
サンダークラッカーが俺を抱いて アストロトレインに乗り込んだ

助けに来てくれたのか?
そういいたくても 喉を伝うオイルのせいでうまく発声できなかった

「あ、アストロ、トレ・・・」
「しゃべるな!ちゃんと連れて帰る!!」

アストロトレインを呼ぶといつもの余裕そうな声ではなくて
焦りきった 困惑した声だった

「サンダァ・・・」
「助けるから大丈夫ぶだからスタースクリームもちゃんと平気だから
安心しろよ 大丈夫だから すぐ基地につくから」

サンダークラッカーは大丈夫と呟きながらぽろぽろ冷却材を流していた
その冷却材をぬぐいたくても 腕が上がらない

「サンダ、クラッ、カァ 痛い」
「すぐ治るから グレンも基地にいるし エンルゴンもあるから」
「寒い・・・」

寒いと告げたとたんにサンダークラッカーの顔が歪んだ
俺と痛みを分け合ったような顔になった

「アストロ!!!」
「わかってらぁ!!」
「でも!アストロ早くっ!!!」
「エンジン焼ききれるほどに飛ばしてる!!!」

悲鳴のようなサンダークラッカーの叫びを
悲鳴のようにアストロトレインが返した

そんな二人のやりとりを聞きながら
まとまらない思考でぼんやり考えた

もう 駄目だ

と 

機体の端からひしひしと寒さがこみ上げてくる
サンダークラッカーが力いっぱい握り締めている手に
もうすでに感覚はなくて もう痛みよりも寒さのほうが勝っていた

もう 助からない

自分のスパークの終わりに一歩ずつ着実に進んでいると気が付いたとき
アストロトレインはデストロン基地に到着して
サンダークラッカーはハッチが開くなり
俺を抱えて デストロン基地のリペアルームに走っていた

がしゃがしゃと走るサンダークラッカーの振動も何にも伝わらない

「サウンドウェーブッ!!!」
「スカイワープハ」
「いる!ここに!だから早く!!」
「グレンガリペアルーム二待機シテイル」

「「スカイワープ!なぁ!スカイワープ!!」」

フレンジーとランブルが俺の腕に触れた気がした
生意気なアイツのバイザーが塗れている 
あぁ泣いてんだなぁ とぼんやり思う

リペアルームにつくなり リペア台に降ろされて
グレンが俺に様々な色のコードをつないだ
リペア台の周りには 
フレンジー ランブル アストロトレイン 
サウンドウェーブ サンダークラッカーがいて

俺の名前を呼んだりしていた

グレンのリペア音が響いていたがその音もだんだん遠くなっていって
目が開いているのに 夢をみているんじゃないかという感覚だ
そんな霧のかかったブレインサーキットを懸命につなぎとめるのに必死で

気が付いたときにはリペアルームの中にはいつの間にか帰還した
傷だらけのスタースクリームとラムジェットとスラストとダージ
それにブリッツウィングがいた

緊迫したような 痛みに耐えるようなアイツラの顔に
らしくねぇなぁと笑いが零れたけど その笑いに答えるヤツはいなかった

グレンが何かをしゃべる
その言葉にランブルとフレンジーが寄り添って震え
サウンドウェーブは目線を落とした
ラムジェットやスラストやダージはアイセンサーを見開いて
アストロトレインは壁を殴った
ブリッツウィングはアストロトレインの傷ついた腕を止めさせ
サンダークラッカーの頬から多量の冷却材が流れた
スタースクリームはオイルがにじむほど唇を噛んで拳を握っている

グレンのいった言葉がなんとなくわかった

もう助からない すまない

俺につながれた たくさんのコードは外されて
グレンは俺の顔を見て もう一度すまないと謝ってリペアルームを出た

フレンジーとランブルが俺の頬にキスをしてリペアルームを出て行く
涙で塗れた 二人のキスは なんだかくすぐったかった
サウンドウェーブは俺の頭部を一撫でして出て行く
普段からの行動のギャップからそんなことをすんだなぁと笑った
ラムジェット達は何か嗚咽のような言葉を言って出て行った
すまねぇな聞こえなかったと呼び止めようにも声がでない
アストロトレインは何かをこらえるように俺を見て
傷だらけの手で俺の頬に触れて 出て行った
ブリッツウィングもアストロのように頬をなでていった

リペアルームには俺とサンダークラッカーとスタースクリームだけだ

サンダークラッカーが優しい顔で何か俺に話しかけている
聴覚機器に神経を集中させると 小さいながらも
サンダークラッカーの声が聞き取れた

「サン・・・ダー、クラッカー」
「スカイワープ もう痛くないよな?寒くないよな?」
「あぁ・・・」
「ごめんな 助けてやれなくてごめんな」
「きに、すんなよ」

力を振り絞って笑うとサンダークラッカーもボロボロ泣きながら微笑んだ

「スター・・・」
「スタースクリーム、ほら」
「嫌だ」
「スカイワープが呼んでる」
「嫌だ!」

スタースクリームは俺から顔を背けて リペアルームの床を見ている
床にはぱたぱたと冷却材が零れてた
スタースクリームが泣いている

「なんで!こんな・・・・!」

引きつった声で俺を見ようとしないスタースクリーム

「なんで!なんで!!!」
「スタースクリーム」

サンダークラッカーがもう一度名前を呼ぶと スタースクリームは
冷却材が流れる頬をぐしぐしとぬぐって 俺の近くにきて腕を握った

「スカイワープっ」
「スター・・・」
「スカイワープっ!!」


握られた手に感覚はもうなくて
俺の消えそうなスパークにメモリーに
バカばっかりやりながらも一緒に戦った仲間と
兄弟のように愛しい存在のスタースクリームとサンダークラッカーを
懸命に焼き付けた


カシュッ


とリペアルームの扉が開く気配がする
誰かが来たのだろうか?

サンダークラッカーがスタースクリームの手を引いて
俺にキスをおとして リペアルームをでていく
スタースクリームは扉がしまる直前まで俺を見ていた

入れ替わりで誰かが 俺の手を握る

白銀の光をはなつその機体に
スパークがぎゅうっと掴まれたような感覚がした

あぁ 貴方に

貴方に会いたかった

「メガト、メガトロン様ぁ」

俺の愛しい存在 俺が慕い続けていた存在

「機体は傷むか?」

低いメガトロンの声にまたスパーク掴まれる

「い、え」

「すまない」

何故貴方が謝るのだろうか?
デストロンの航空兵として破壊大帝である貴方の為に
スパークを散らすのは しょうがないことなのに

「儂はお前を助けてやれなかった」

ぽたっと小さな雫がおちた

「すまなかった」

メガトロン様が 
泣いている?

「め、メガト、ロ・・・様」

何故貴方が泣くのですか?

「スカイワープ」

メガトロン様
メガトロン様
メガトロン様

「スカイワープ」
「メガトロン様」
「スカイワープ」
「好き、です」

貴方が好きですメガトロン様
デストロン軍団を率いる貴方が
白銀の輝くような装甲に威厳のある声
俺が作戦を失敗したとき 怒ったりもするけど
最後には 頭部をなでてくれるのが好きです

「好、きです」
「あぁ」
「メガトロン様の、事が、」
「あぁ」
「好き、で」
「わかっておるわい」
「愛して」
「もう分かった、だからしゃべるな」

貴方が好きで
好きでいつも見ていて
廊下ですれ違うたびにスパークがはねて
言葉を交わすたびに声が震えて
スタースクリームにちょっと嫉妬したりもして
貴方の為にと いつも行動していました
いつもそばにいたいと思っていました


霞む視界に霞む思考
もうすぐそばまできている 闇への足音を感じながら
搾り出すように しゃべった

「好きです」
「愛してます」
「メガトロン様」

何回いったのかもわからなかった 足音が近づくにつれて
冷却材が流れて頬を伝って
メガトロンの手がそれをぬぐった

「スカイワープ」
「メガトロン様ぁ」

アイセンサーが真っ暗になる直前
唇に メガトロンがキスを落とす

もう何も見えない

でもメガトロンがそばにいることだけはわかる

まだ 言いたいことはたくさんある
伝えきれないほどに

また会えるのだろうか?貴方に

会えたらまた そばにいても許されるのだろうか?

「また 会おう」

と声がする

笑顔で

「もちろんです」

と答えた











。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
もし ザ・ムービーでメガトロン様が致命傷をおわなくて
サイバトロンとずっと戦闘が続いているような未来だったらって考えて
きっと多かれ少なかれ 仲間は減るだろうと思ってこんな話ができた
死にネタは嫌いです 泣いちゃって駄目です
もー自分で書いた話なのに後半涙がでちゃって
あわあああああ とか思いました そうかバカなのか私は

スカイワープは被弾率高いたら;可能性としては・・・
いやいや!考えるのはやめよう!ごめんねスカイワープ!!
今度お詫びにラブラブメガスカワ書くからね!?

後半文章乱れててすいませんでした
メガスカワ好きです 一途なスカワ超好きです
アススカワも好きです 自分浮気性でこまります

ではでは





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